地下足袋力王


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<冬の畑の手入れ> 

 秋・冬野菜の収穫も進み、畑もだんだん寂しくなってきます。本格的な冬を迎え、しばらくは農作業もお休みと考えがちですが、冬季には忘れずに畑の手入れをしてください。来春に立派な野菜を作るためにも不可欠です。

1.収穫後の片付け

 収穫が終わった畑には、白菜、キャベツ、ブロッコリの外葉、葉物野菜の未熟苗・枯れ菜などが残り、雑草も生えています。

 これをそのまま春まで放置すると、害虫が越冬したり、雑草が茂ってしまいますので、まず畑地に残っている”残り物”を片付け、集まったものを穴に埋けたり、コンポスト(ごみ容器のような大きなプラスチックの専用容器)などに入れて腐らせて、有機肥料のひとつとして使用すると良いでしょう。(このとき、病害虫に侵されたものは使わず廃棄しましょう。)

2.畑地の耕起

 片付けの終わった畑地は、冬の間スコップや鍬でできるだけ深く掘り起こし、下側の土と入れ替える”天地返し”をすることが有効です。この作業により、土を冬の寒気に当てることより病害虫駆除となります。土の耕起のときは、土の酸性を中和するように石灰を軽く散布した上で行なうことも必要です。

 このような作業をして、来春の農作業をイメージしながら、寒さを乗り越えてください。

3.堆肥の作り方

 上記1.の項の作業で集めた野菜残り物を、コンポストや水のかからないようにした囲いに、少しずつ積んでこの上から鶏フン、油カス、米ぬかを散布し、ジョウーロなどで水をまき、この作業を繰り返し積み込みます。(水を散布するのは、堆肥化するに適度な水分が必要だからです。) 

  一旦積み込んだものは、月に1回くらい積みなおすことが好ましく、この際に米ぬなどを追加し乾いていたら水も撒きます。このような作業を数回繰り返し、半年〜1年位すると、堆肥ができます。


食用菊の花の写真
 <食用菊の花 写真>

<写真の説明> 食用菊の花

 この花は10月下旬に写したものですが、普通の菊の花と変わらないように見えると思います。ところが、この八重に咲いた花弁をほぐして、沸騰した湯(少量の塩と酢を加える)でさっと茹でて冷めてから水を切って、オシタシのように食すると、独特な香りとシャリとした食感で、秋の味を堪能することができます。

 食用菊は、大別して写真のような黄色系(品種:「阿坊宮」など)と、ピンク系(品種:「もってのほか」など)があります。畑の隅にでも植えておけば、花を摘んだ後株のままで越冬し、春に株もとから伸びる苗を株分けて育てることによって、毎年収穫することができます。

                              

S生


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