地下足袋力王


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<秋冬野菜の収穫> 

 関東地方北部では、既に何回かの霜が降りました。この頃になると、9月前後に種を蒔き、あるいは苗を植えた秋・冬野菜の収穫が最盛期となります。

1.根物野菜
 大根、ニンジン、ごぼう、かぶ、里芋は、
十分に育ってきています。
・大根は、1本仕立てなっていますので、そのまま真直ぐ引抜いて収穫します。
・ニンジン、かぶは、根が大きくなったものを選んで順次収穫します。
・ごぼうは、根が深く土中に伸びているので、引抜くことが大変です。少し離れた周囲の土をスコップで深く掘り、根の周囲の土を除けながら、スコップで折らないように注意深く掘り上げてください。
・里芋は、親株の周囲の子株の外側からスコップで掘り上げ、子株を取り分けて収穫します。

2.葉物野菜
 葉物野菜の収穫は、その種類によって次のようにします。
・白菜、キャベツ、サニーレタスは、株元を包丁で切り取り、外側の葉を少し除いて収穫します。
・ほうれん草、小松菜、水菜は、抜き取ったあと株元から根を切り取って収穫します。

3.寒さ対策について
 秋・冬の野菜は、少しずつ収穫するため、畑に残っていますが、これからさらに厳しい寒さに向うため、防寒対策が必要になります。この方法としては、次のような方法があります。
・寒冷紗(白又黒)葉をトンネル状に張るか、カバーして防寒する。(下の写真参照AB)白菜、かぶ、水菜、春菊など。(白菜は霜よけとして、Cのように頂部を包むように、周囲の葉を集めて紐で括るのも有効です。)
・そのままでも、ほとんど霜害を起こさないもの
大根、ニンジン、キャベツ、サニーレタス、ほうれん草


<寒さ対策の写真>

<Cの拡大写真>

寒さ対策の写真 Cの拡大写真


なすの花の写真
 <なすの花 写真>

 <写真の説明>なすの花
 この花は、夏の盛りに写したものです。なすはインド東部が原産地で、日本には古く平安時代に「なすび」として伝わったとのことです。このなすは、焼いたり、煮たり、揚げたり、漬けたりあるいは生で食することができる、畑の”人気者“で夏の看板野菜といえます。
「親の小言となすびの花は、千に一つも無駄がない」と言い習わされていますが、「親の小言」はともかく実際育てて見ると、少しは落花し「無駄花」もあります。                              

S生


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