地下足袋力王


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<ジャガイモ・タマネギの収穫と保存の方法> 

<ジャガイモの収穫と保存>
 関東地方では、今月から来月初旬にかけてジャガイモの収穫をします。思えば春のお彼岸頃に種いもを植えたものが、ほぼ3ヶ月で立派に収穫できるのですから、家庭菜園で育てる野菜としては好適で、とても人気があります。
 ジャガイモを順調に育てると、こぶし大のいもが4〜5個と小さいいもが取れます。これは種いもを4つ割りにして植えたとすれば、約4×5=20倍になる勘定です。一般に収穫は10〜30倍位とれますので、1kgの種いもを植えれば20kg位は収穫できることになります。
 掘りたてのジャガイモは、柔らかく香りも高く美味ですが、このように多く取れたときは保存しておきます。保存するためには、ダンボールなどに入れ冷暗所におきますが、注意することは、乾かしてからしまうことです。なるべく2〜3日好天が続いた後に収穫するとよく、そして半日位太陽に当てて乾かし、傷や表面が緑色になったいもは除いて、ダンボールなどに入れ台所や物置に収納します。このときあまり太陽に当てすぎると、表面が緑化し硬くなってしまうので注意してください。

<タマネギの収穫と保存>
 タマネギの収穫も5〜6月頃が適期で、茎が少ししおれて倒れた頃に抜き取ります。そのまま食べるものは、茎を株もとから切り取ります。
 多く取れて保存するときは、半日位太陽に当てて乾かしますが、日陰で通風性のよい状態で保存しないと腐ってしまいます。よく行われる方法は、タマネギの茎を20〜30cm位に切り詰め、タマネギ4つを茎のところでしっかりとしばり、これを軒下などに掛け渡した竿に2ケずつ跨がせて吊るようにします。これができないときには、乾かしたタマネギの茎を切り取りネットに入れて軒下に吊るすようにします。
いずれにしても日陰で風通しのよい場所で保存する必要があります。

<畑の片付け>
 ジャガイモやタマネギを収穫した畑は、そのままにしておかないで茎や雑草を片付け、全面に軽く石灰をまいてくわやシャベルで耕し、秋まきの野菜作りに備えるとよいでしょう。



<写真の説明> 野菜の実:ジャガイモ(キタアカリ)
 農事便りの前号(Vol.10)でジャガイモの花をとりあげ、そのときにジャガイモの花はほとんど実がつかないとお知らせしました。ところが、「キタアカリ」(男爵系のいもと似ていますが、中身の色は明るい黄色のため命名された)の収穫をしていたところ、写真のような実を見つけました。キタアカリは、まれに結果するようです。
 周りの葉の色と似ているため、見つけにくいのですが、姿かたちは“ミニトマト”の幼果そっくりです。同じナス科の野菜といっても、異なる野菜でこれほど似ている実は少ないでしょう。

S生


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